松山市の私立済美高校は15日、野球部でいじめが確認されたとして、愛媛県高校野球連盟に報告書を提出した。県高野連は日本高野連に報告した。
関係者によると、今年4~7月ごろ、室内練習場などで、十数人の1年生部員が数人の2年生部員に太ももを蹴られたり、尻をバットでたたかれたりしたという。カメムシを食べさせられそうになった部員もいたという。外部から情報提供があり、同校が調べていた。
同校は11~15日にあった県高野連主催の公式戦への出場を辞退し、日本高野連の審議結果が出るまで練習を自粛する方針。
野球部は甲子園に春夏通算6回出場し、2004年春は優勝、04年夏と13年春に準優勝している。(朝日新聞デジタルより)
世間では安楽投手がイジメに関与したかどうか気になるところだが、現状ではまだ情報はない。
今ある情報では、2年生部員が加害者となっているので、3年生である安楽投手は今回のイジメに加わっていないことになる。
ただし、これだけではないはずである。
済美高校野球部のイジメの実態を詳細に調査し、過去のイジメまでさかのぼって調査すべきである。
そしてその時、安楽投手の名前が出てくるかどうか。
多くの人が注視している。
それにしても、今回のニュースでは大いに気になる点がある。
8月9日時点では、部員の保護者から
「2年生からカメムシを食べさせられた1年生がいる」
と監督に相談している。
それが、8月15日、済美高校から愛媛県高校野球連盟への報告では
「カメムシを食べさせられそうになった部員もいた」
となっている。
「食べさせられた」と「食べさせられそうになった」だとイジメの程度が変わってくる。
済美高校は野球部におけるイジメの実態を矮小化しようとしているのではないか?
また、8月9日時点の記事「安楽投手の済美高野球部でいじめ」において、済美高校の「いじめの予防と早期発見」について取り組みを褒めたが、どうやら褒めるには値しないようだ。
結局、部員の保護者からのイジメの相談があったのみで、済美高校のイジメの取り組みが素晴らしかったわけではないようだ。
また、愛媛県高校野球連盟に報告し、審議結果が出るまで練習を自粛する、としているが、あくまで野球目線でしか見ていない。
済美高校がイジメに対してどのような対応を行うのか全く聞こえてこないのはおかしくないか?
イジメの加害者・被害者は野球部員である前に済美高校の生徒でしょう。
済美高校の「学校いじめ防止基本方針」とは一体なんなのか。
結局、「学校いじめ防止基本方針」というのは、形だけで実がないのが現状か。
追記
続報8月20日「安楽投手の済美高校 いじめ問題で「有期の体外試合禁止」」
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