医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件で、東京地裁(田辺三保子裁判長)は12日、公職選挙法違反(運動員買収など)に問われた東京西徳洲会病院事務局長、石川一郎被告(59)に懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年6月)を言い渡した。一連の事件では徳田毅前衆院議員(43)の親族とグループ幹部ら計10人が起訴されたが、これで全員が1審で有罪となった。
起訴状によると、石川被告は2012年12月の衆院選で、鹿児島2区から出馬した徳田前議員の陣営に系列病院の職員ら約590人を派遣し、報酬として約1億5500万円を支払った。さらにグループ創設者で前議員の父親の虎雄前理事長(76)らから買収資金1000万円を受け取るなどした。
虎雄前理事長はすべての判決で選挙運動全体を指揮した「総括主宰者」と認定されたが、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため、東京地検は起訴するかの判断をいったん見送る「中止処分」としている。
続々判決が出て一区切りついたので、ここまで出てきた氏名、顔写真、判決についてまとめておく。
氏名(年齢)「肩書き」(1審判決)
徳田秀子(75)「徳洲会副理事長」(懲役2年6月、執行猶予5年)
(徳洲会Webサイトより)
越沢徳美(50)「株式会社徳洲会社長」(懲役2年6月、執行猶予5年)
(徳洲会Webサイトより)
スターン美千代(46)「関連会社GPホールディングス社長」(懲役2年6月、執行猶予5年)
(眼科スターアイクリニックWebサイトより)
石川一郎(58)「東京西徳洲会病院事務局長」(懲役3年、執行猶予5年)
(徳洲会Webサイトより)
桶谷義一郎(70)「静岡徳洲会病院事務局長」( 懲役3年、執行猶予5年 )
(徳洲会Webサイトより)
屋田正彦(70)「南部徳洲会病院事務局長」(懲役3年、執行猶予5年)
(南部徳洲会病院Webサイトより)
北口浩孝(54)「株式会社徳洲会経営企画室長」(罰金25万円)
顔写真なし
加藤俊昭(67)「大阪本部事務局長」(懲役2年6月、執行猶予5年)
顔写真なし
10名とのことだが、残り2名がどうしても出てこない・・・
それにしても、徳田虎雄前理事長を起訴しないのはおかしいでしょう。
今回の事件の首謀者であり、最も罪が重い。
難病を理由としているが、起訴後の裁判対応等に気を配れば良いと思う。
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