概要
兵庫県三木市内から北播磨総合医療センター(小野市市場町)へ向かう直通バスのナンバープレートが物議を醸している。一部の車両の番号が「死に」と読める「42」から始まり「病院へ向かうのに縁起が悪い」との声が上がる。人によっては4や9を使うこと自体を嫌うなど、数字への思いには個人差もあり、担当者は頭を抱えている。
車体が黄緑色の直通バスは、三木市が補助金交付要綱を定め、二つのバス会社が昨年10月から自主運行する。予備車両を含めて22台あり、うち13台が同じ小型ノンステップバスで、登録時の番号が「42」で始まっていた。
運行開始直後から、市役所やバスの運転手に「不吉だ」と苦情の声が相次いだ。昨年11月末、特に不評だった「4269(死に向く)」「4251(死に来い)」「4250(死にごろ)」などと読める3台の番号を変更。その後、特段の苦情はなかったというが、8月19日の市会総務建設常任委員会で、委員から「42から始まるバスには、乗りたくないという人がいる」との指摘があった。
バス会社は「番号は登録順に振られるものなので…。病院へ行くという特別な路線なので、できる限り対応はしたい」。ただ、番号を変えるには神戸運輸監理部(神戸市)へ車を持って行かねばならない上、費用も掛かってくる。市の担当者は「費用対効果も考える必要があり、判断が難しい。まずは、どのくらいの人が不快感を持っているのか調査したい」と話した。(神戸新聞NEXTより)
モンスター市民か
確かに病院は4や9を使った部屋を避けていたりするので、病気を持つ人に気を使っている。
しかし、これは言いがかりでしょう。
モンスター市民と呼びたい。
三木市民(多くは老人かと思われる)が北播磨総合医療センターに通うのを楽にしてあげたい、という行政サービスに無駄にかみついているようだ。
これはいったい何人が言っているのだろう。
おそらく数人ではないか?
バス利用者の1%もいないのではないかな。
バスを利用しない人にとってはどうでも良い
バス会社は、別に好き好んでそのナンバーを選んだわけではない。
単に登録した時点で「42」から始まっただけだ。
「42から始まるバスには、乗りたくないという人がいる」という。
別に乗ることを強制しているわけではない。
このような発言をする人は、行政サービスは受けて当たり前という感覚を持っているのでしょう。
このバスは北播磨総合医療センターへの直通バスだ。
ということはこの北播磨総合医療センターに行かない人にとっては無駄なサービスに移る。
もちろん福祉を考えてのサービスなので文句をつける人はいないでしょう。
しかし、ナンバーを変える費用まで税金が使われると、北播磨総合医療センターに行かない人の反発を招かないだろうか。
ナンバー変更はバス利用者に
もしナンバーを変えるのであれば、その費用をバスの利用者に求めれば良い。
つまり、バスの運賃を上げれば解決する。
例えばナンバー変更に伴う限定的な値上げとして1年間数十円値上げするとか。
(ナンバー変更費用、バス運賃、利用者数がわからないので適当)
本当は、ナンバーに不満を持つ人のみ運賃を上げれば良いのだが、さすがに管理が難しい。
そして、おそらくこの運賃値上げの対応は実現しないでしょう。
なぜならナンバーに不満を持たない人の反発を招くから。
だから、市の担当者は、一部のナンバーに不満を持つ人のみの意見に従って対応するのではなく、市民一般から意見を聞いて粛々と市政を行っていけばいい。
市の担当者は調査方法を良く考えた方が良い
市の担当者は「まずは、どのくらいの人が不快感を持っているのか調査したい」としているが、調査方法は良く考えて行った方が良い。
単に「不快感を持つか?」という聞き方なら「はい」の回答は多くなるだろう。
なので、「ナンバー変更費用の為に運賃を上げざるを得ない。そこまでの不快感を持つか?」という聞き方なら「はい」の回答は多くはならないだろう。
そして、ナンバーを変更することなくバスを運行できるだろう。
北播磨総合医療センターの地図
兵庫県三木市内から北播磨総合医療センターまでの経路
約20分のバスの旅。
すぐ近くに「樫山駅」や「市場駅」がある。
そして、北播磨総合医療センターのホームページを確認すると、「樫山駅」と「市場駅」から無料シャトルバス(1時間に2本程度)があるようだ。
問題の直通バスが無くなってもそれほど困らない気がしてきた。
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