「宿題代行サービス」が人気

「宿題代行サービス」なるものが人気とのこと。

おおよその相場は下記らしい。

読書感想文（１枚）２～３０００円

自由研究　５０００円～

絵・ポスター　２万円～

ドリル１冊　５０００円～

子供の筆跡を真似るサービスもある模様。

受験の邪魔になるからという理由で頼む親もいるとのこと。

うーん。何の為に受験するのかよく分からなくなってきますね。

宿題代行サービスの違法性について少し考えて見た。

親は子供に「教育を受けさせる義務」がある。

憲法第２６条に規定され、それに基づいて教育基本法、学校教育法があり、より具体的に規定されている。

学校に通わせていれば義務を果たしている、と考えるのは間違っている。

学校外で行う宿題は、現状の学校教育では欠かせないものとなっている。

子供に宿題をさせないということは、学校教育の一部分を子供から奪う行為となる。

ということで、親は適切に子供に教育を受けさせていない、となり違法行為とならないだろうか。

宿題代行でもびっくりしたが、もっと高度な代行も世の中に存在した。

それは、卒業論文・修士論文代行だ。

検索すると何社かすぐに見つかる。

期間は２週間程度が通常で、値段は１文字１０円程度が相場のようだ。

卒業論文を１４８０００円で３日以内に書き上げる会社もあった。

論文の提出期限が迫っている学生は泣いて喜びそうだけど、まともな教官であれば、論文の執筆過程でアドバイス等するので必然的に途中の状況を確認しそうだけどね。

それがある日突然出来上がったらおかしいと思うでしょう。

さすがに、理系は実験があるから難しそうなので、文系が中心だろうか。

小保方氏の論文の問題が大きく取り上げられたが、論文の価値がどんどん下がっていく。

教育機関や政府はこういった業者の存在に対して何らかの手を打たないのだろうか。

カナダでは大川君（「14歳の天才日本人少年　大川君　カナダの5大学に合格」を参照）を生み出すような教育システムがあるというのに日本の教育はどうなっているのだろう。