概要
息子を装って高齢女性から現金２００万円をだまし取ったとして、警視庁捜査２課は２４日、詐欺の疑いで、神奈川県藤沢市鵠沼海岸、指定暴力団稲川会系組幹部、鈴木成利（４８）と、同県海老名市東柏ケ谷、建設会社社長、富成信雄（３９）の両容疑者ら男４人を逮捕した。同課によると、鈴木容疑者は容疑を認め、富成容疑者は否認している。
鈴木容疑者はだましの電話をする「架け子」グループから依頼を受け、知人の富成容疑者に現金受け取り役の「受け子」を派遣するように指示。富成容疑者は自分の社員らを受け子として使っていた。同課は鈴木容疑者らが総額約２億円をだまし取り、その一部が暴力団の上層部に流れた可能性があるとみている。
逮捕容疑は６月、神奈川県大和市の無職女性（７９）方に息子を装い「会社の小切手が入ったカバンを病院で置き忘れてしまった。カネがないと先方との取引ができない」などと嘘の電話をし、現金２００万円をだまし取ったとしている。(産経ニュース)
振り込め詐欺で指定暴力団稲川会系組幹部、鈴木成利容疑者（４８）と建設会社社長、富成信雄容疑者（３９）ら４人が逮捕された事件。
手に入れたお金の「その一部が暴力団の上層部に流れた可能性があるとみている。」
と警察は述べているが、可能性ではなく、確実でしょう。
暴力団の上納金制度があるので。
（上納金：下位の者が資金獲得した一部を上位の者に納めること）
お金の流れを追い、稲川会本体にまで操作の手が伸びれば稲川会解体に少し近づくかもしれない。
暴力団の詐欺は暴力団排除条例の影響
暴力団排除条例が浸透し、これまで行っていた暴力団によるシノギが難しくなった組員が詐欺行為に勤しんでいる。
振り込め詐欺が楽に稼げる手段となっているため、相当数の暴力団組員が関与しているはず。
振り込め詐欺被害を食い止めるのと、暴力団の資金源を断つという両方を一度に行えるので、警察はこれからもっと振り込め詐欺の実態把握、詐欺グループの壊滅を徹底的にやってほしい。
鈴木成利容疑者について
情報はYAKUZA Wikiより
役職は、稲川会の二次団体の堀井一家、総長秘書及び稲川会 小熊組組長代行
堀井一家の総長は十代目の勇 菊龍。
本拠地は神奈川県藤沢市藤沢545
（グーグルストリートビューより）
ん？
富成信雄容疑者について
富成信雄容疑者は７月にも逮捕されている。
この時には人材派遣会社「クレア」の社長という肩書で報道されている。
今回は建設会社社長？
社員を派遣するやり方は同じだ。
富成信雄容疑者が会社社長というのは表向きであって、ほぼ暴力団員だったのではないだろうか。
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