概要
10月15日、調理師の資格で入国し別の就労を行ったとして中国籍の男性3人が出入国管理法違反(資格外活動)の疑いで逮捕された。
李新華容疑者(38)ら3人は2009年~2011年にかけて調理師で在留資格を得たにもかかわらず、紙おむつを購入して中国に輸出する仕事を行ったとのこと。
観光で入国し同様の行為を行ったら?
もし観光で日本に入国し紙おむつを大量に仕入れて中国に輸出した場合は、やはり出入国管理法違反となる。
観光しかしてはならず、たまたま発生するような「臨時の報酬」は大丈夫だがそれ以外のアルバイトなどは禁止となっている。
「臨時の報酬」とは、講演や知人から依頼された家事の手伝いの謝礼など。
また、小説、絵画等の著作物の製作も許可されている。
今回の事件では、紙おむつの購入量が多く仕事とみなしたようだが、個人的な購入と仕事の区別はどこで付けるのだろう?
日本にくる中国人は大抵裕福な人たちなので多くの買い物をするらしい。
その買ったものを中国で売ったかどうか日本では把握出来ないかと思う。
どのぐらいの購入量ならOKかという線引きが気になる。
堂々とビジネスを営めば良い
調理師として入国するのではなく、輸出入ビジネスで入国し、小売店から購入するのではなく、メーカーや卸の会社と交渉して普通に輸出すればもっと儲かるはずだ。
なぜそうしなかったのだろう。
中国から日本に入国するのはそれほど難しいのだろうか。
それとも中国で自分のなりたい職業に就業するのが難しいのだろうか。
紙おむつがそれほど儲かるのであれば真っ当なビジネスを行えば良いのに、何とも不思議だ。
日本のメーカーの対応
中国で日本の紙おむつが人気だというのは大分前からニュースになっている。
品質の良さから日本の値段よりも高く売れるそうだ。
現状では中国人が日本の小売店で大量に買い付ける為、日本人が買えない状況が出ている。
中国の需要に対して適切な供給が出来る体制を整えれば良いのにと思うのだが、日本のメーカーは何をしているのだろうか。
中国に工場を作るか、日本その他の国に中国への輸出向けの工場を作るなどして対応しないのか。
中国の消費者が満足し、日本の消費者の不満が解消され、メーカーも利益を得る。
良いことだらけではないか。
引用
調理師の資格で入国したにもかかわらず、紙おむつを大量に買い付ける資格外活動をしたとして、兵庫県警は15日、李新華容疑者(38)ら、兵庫県明石市に住む中国籍の男3人を出入国管理法違反(資格外活動)容疑で逮捕し、発表した。3人は「一切関係ない」などと容疑を否認しているという。
外事課などによると、3人は2009年から11年にかけて、調理師の在留資格で入国したが、今年7~8月、明石市や神戸市のドラッグストアなどで、紙おむつを買い付けることを仕事としていた疑いがある。1人で1日20店舗以上を巡り、180パック(1パックは約50~100枚入り)を購入したこともあったという。
県警は、別の中国籍の男(24)=明石市=が3人に報酬を払い、中国で人気の日本製の紙おむつを買い付けさせ、中国に輸出。現地で高値で売買されていたとみている。(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASGBH5HNGGBHPIHB020.html
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