スマートフォン用OSの Tizen を搭載するスマートフォンSamsung Zがロシアで発売予定であったが延期され、予定日も未定とのこと。
Samsung は、スマートフォンのハード屋さんからのプラスソフト屋さんを目指しているが、なかなか予定通りには行かないようだね。
今年の初めに日本でもNTTドコモが発売を当面見送ると発表されたのも記憶に新しいけど、延期は3度目らしい。
低価格帯のスマートフォンが良く売れている低所得国では売り上げが見込めそうだけど、現段階では難しいとの判断か。
ちなみに、スマートフォン用のOSというとgoogleのAndroid、アップルのiOS、windowsのWindows phoneが知られているが、そこに割って入ろうとしたOSが2つある。
(Windows phoneはシェアが低すぎるけど)
1つはMozilla のFirefox OSで、もう1つがSamsung の Tizen OS だ。
この2つのOSの特徴は低スペックのスマートフォンでも動くように設計されており、低価格スマートフォン向けになっている。
そして、この2つは第3のOSと呼ばれている。
同時期に発表され同時期に発売予定だったので何かと比べられているがTizen は一歩出遅れるのかな。
一方のFirefox OSを搭載したスマートフォンは数か月後に発売される予定で、値段等も決まっているので発売はほぼ確実となっている。ちなみにインドの会社が2000円台で発売予定。
第3のOSには期待している人も多いと思う。ガラケー時代にもあったが、毎年高機能になり高価格になる携帯端末だけど、高機能を使いこなす人はほとんどいない。
必要最小限の機能を安く使いたいというニーズに合致した第3のOSなので、私も期待もしている。
スマートフォンと言えばアプリ。スマートフォンからアプリをとったら何にもならないからね。
そのアプリはどの程度充実しているんだろう。発売前のOSのアプリを作る人ってどのぐらいいるのか見当も付かない。結構なギャンブルな気がする。売れないスマートフォン用のアプリお作っても意味ないからね。
たまごが先かにわとりが先かの話に近いけど、開発者にアプリを沢山作ってもらってスマートフォンをアピールするのか、低価格を武器にスマートフォン購入者を沢山増やして市場が魅力的だと開発者にアピールしてアプリを作ってもらうのか。
メーカー、開発者、消費者がそれぞれの思惑で動き、結果どうなるのか。皆がハッピーになれば良いのだが、第3のOSの関連者がハッピーになるということは、それ以前のOSの関連者がアンハッピーになるということか。
まあ、消費者といては選択肢が広がることは良いことだね。
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