千葉市保育施設「わんぱくキッズ」施設長は気づいていながら注意しなかった

保育士が、子どもの口に無理やり夕食を詰め込むなどした強要事件。施設の女性施設長が、千葉市の聞き取りに対し、保育士の虐待行為に気付きながら、退職を懸念して注意できなかったとの趣旨の説明をしていたことが、市への取材で分かった。事件の背景に、保育業界が抱える慢性的な人手不足という問題があったと言えそうだ。

市こども未来部によると、7月17日に女児の保護者の通報を受け、同23日と8月1日に同施設へ立ち入り調査し、施設長と保育士の聞き取りを実施。2人とも通報内容を認めた上、施設長は注意しなかった理由を「保育士が不足しているので、辞められると困ると思った」などと説明したという。（ちばとぴ by 千葉日報より）

千葉市保育施設「わんぱくキッズ」で松丸知美容疑者が逮捕された事件の続報。

なんと、施設長は虐待に気付いていたそうだ。

これは衝撃ではないか？

子供の虐待よりも施設の運営を大事にするとは。

「わんぱくキッズ」施設長は保育に向いていないようだ。

子供や子供を預ける親の気持ちが頭をかすめなかったのだろうか？

「わんぱくキッズ」のホームページには以下のように記載されている。
・母の気持ちで健康第一
・お父様、お母様の味方です。
・大切なお子様、安心してお預けください。

言葉とは何なのか。

虐待に気付きながら、それを止めないのは管理者としてあるまじき行為だ。

虐待ほう助の罪に問えないのだろうか？

虐待発覚前の同施設の職員数は施設長含めて5人で、うち保育士の有資格者は3人。事態を受けて、7月末に施設長と容疑者以外の3人は退職していた。（ちばとぴ by 千葉日報より）

今保育士は人手不足なので、条件面で折り合いがつけば就職先はいくらでもあるだろう。

健全でやりがいのある職場で手腕を発揮していってほしい。

同施設は、近隣施設との競争激化による児童数減少にも悩まされていた。月平均の入所児童数は2011年度に14・4人だったが、本年度（4～7月）は6人と、定員（27人）の約2割にまで急減。本年度になって、近隣に認可保育所が3施設開所した影響だった。こうした中、保育士が減れば利用者にさらに敬遠されるとの懸念があったとみられる。（ちばとぴ by 千葉日報より）

競争激化で児童数が減少したということは、それだけ競合施設に比べて魅力がなかったのだろう。

もしかしたら既に悪い噂が立っていたのかもしれない。

保育士が減ることを懸念して事件を起こし、結果この施設「わんぱくキッズ」はもう営業出来ない状態としている。

目先の事に囚われ、本来果たすべき役割を実施しなかった。

そのような姿勢は、既に利用者に見透かされていたのではないかな。