田舎館村議視察退席し大相撲観戦

政治

全国的に地方議員の問題行為が続出しているが、青森県田舎館村村議会議員3人が公務中に大相撲を観戦していたことがわかった。

7月17日、田舎館村議会の全議員10人が視察調査で愛知県西尾市議会を訪問していた。

視察調査は17日午後1時から途中休憩を挟んで、2時間行われた。

初めの1時間で田舎が手村議会側は西尾市議会側からインターネット中継や議会だよりなどについて説明を受けた。

問題の議員3人は開始から1時間後の休憩時に退席し、相撲会場へ向かった。

休憩終了後、田舎館村議会の3人以外の7人は引き続き西尾市議会議員と意見交換などを行った。

問題の議員は以下の3人

福地誠副議長(62歳)
小野春吉議員(74歳)
品川新一議員(62歳)

第1報が報道される前の発言

問題の3人「視察が終わってから退席した」

小野議員「相撲会場に行ったのは視察が全て終わった後」「会場までの交通費は自分で支払ったので問題ない」

品川議員「相撲もあるんで、1時間ぐらいいて帰るという話は伝えていた」

つまり、問題の3人としては、最初から1時間の視察と決めており、その時間となったので行きたくてしかたなかった相撲会場に向かった。

他の議員「3人が大相撲を観戦するのは知っていたが、まさか視察を途中退席して行くとは。あってはならない行為」

他の議員の発言からは明らかに視察が全て終わっていないことがわかる。

問題の3人はまだ視察調査が続くことがわかっていたが、相撲に間に合わなくなるので抜け出したのだろう。

また、休憩後に3人がいなくなった時点で、他の議員は携帯電話等で3人に連絡をとり、「公務中なので戻ってこい」と伝えるべきだったと思う。

第1報後、田舎館村議会で緊急会議を開いて事実関係等を確認し、その会議後に開いた会見での発言

斎藤議長「議会としては、退席したのは公務中だったという見解で一致した。村民に謝らなければいけない」

問題の3人「公務中だという認識があれば退席はしなかった」、「認識の甘さからこういうことになり、深く反省している」

問題の3人はあくまで「視察が全て終わったので退席した」という主張を崩さないのですね。

この主張だと、自分たちに多少の非はあるが、西尾市議会側にも一定の非があると主張していることになる。

つまり、「公務が終わったと認識」させるような西尾市議会側の視察調査の進行方法だったと言いたいわけだ。

しかし、他の議員が「まさか視察を途中退席して行くとは」と言っていることから、西尾市議会側が「公務が終わったと認識」させるようなことはしていないと考えるのが自然だ。

なので、3人の議員が嘘をついているか、もしくは一般人が持つような常識・思考能力がないか、のどちらかになる。

前者の場合は誠実さが足りないので、辞職してほしい。

後者の場合は能力が足りないので、辞職してほしい。

田舎館村とは

 青森県中央部に位置する村。
 
 人口約8000人。

 異なる稲の品種を使って田んぼに絵柄を描く「田んぼアート」が有名。

田舎館村の位置
田舎館

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