概要
10月9日、2009年に札幌市東区の古書店「デイリーブックス」(現在は閉店)で本棚が倒れて客として来ていた姉妹が死傷した事故について、元経営者の服部誠二被告(43)を業務上過失致死傷罪で禁固1年、執行猶予3年の判決が言い渡された。
この事故で客の鈴木愛菜さん(当時10)が胸を強く打ち死亡、姉の愛梨さん(当時14)は頭を打つ軽傷を負った。
弁護側は「倒壊の危険を感じていなかった」といい、検察側は「予見できたことは明らかだ」と争っていた。
弁護側の主張
弁護側は、「鈴木愛菜さんが本棚をよじ登った為に発生したもので店側に過失はない」という主張をしている。
普通に考えて、本棚をよじ登るわけがないと思うのだが、大真面目に裁判の場で主張したわけか。
しかもよじ登ったとしても問題ないようにするべきな気がする。
結局よじ登ったことは認められていない。
素直に非を認めず、あわよくば無罪となろうとひねり出した言い訳だったことになる。
反省の色がなさそうなので控訴するのだろうか。
安全ありきで考えてほしい
本棚が倒れることを予見できたかどうか大事なポイントだが、客の安全を第一に考え、本棚はきちんと固定してほしいものだ。
この判決を契機に全国の本屋が自主的に点検し必要な対策を講じることを願う。
引用
札幌市東区の古書店で2009年、本棚が倒れて客の姉妹が死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元経営者服部誠二被告(43)に対し、札幌地裁(田尻克巳裁判長)は9日、禁錮1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
事故を事前に予測できたかどうかが争点で、被告側は「従業員全員が倒壊の危険を感じておらず、予見するには無理がある」などと主張していた。
検察側はこれに対し、再現実験の結果から「本棚の固定が不安定だったため、わずかな外力や振動で倒壊した」などと指摘。他店の状況などから「予見できたことは明らかだ」と述べていた。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141009-00000041-jij-soci
TBSNews-i
デイリーブックスのあった住所
北海道札幌市東区本町1条3丁目7-19
2014年8月時点で、左側は空き物件となっているかな。
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