元日本代表戸田和幸氏が丁寧な謝罪で話題に

サッカー元日本代表で、現在解説者の戸田和幸氏が、あるサッカークラブの名称を謝罪したことで、話題となっている。

 ことの発端は、8月16日のJ1リーグのサガン鳥栖対FC東京戦の試合中継でのことだ。スカパー!で試合解説を担当していた戸田和幸氏は、試合中に「FC東京」の名称を「エフシー」と呼び続けて解説。中継を視聴していたFC東京のサポーターの中には、この呼び方を蔑称と感じる層も多く、ネット上を中心に抗議の声があがっていたのである。

 そう言った抗議が本人に届いたのだろう。戸田氏は8月17日付けの自身の公式ブログで「無意識の意識」と題して更新。

「無意識に『FC』という言い方をしていたようで。FC東京もしくは東京と呼ぶべきですからこれは失敗です。今まで自分が呼んできた言い方がそのまま出てしまったのだと思いますが、FC東京と呼ぶのが長く感じるとしても『東京』と呼ぶのが正しいわけですからこれは次に向けては直さないといけません」と、意図して呼んでいたのではなく、無意識で呼んでいたことの釈明と反省を述べていたのである。

 そして「FC東京クラブ・サポーターの皆さんには失礼な事をしました、次回解説をする時は解説自体をきちんと聞いてもらえるように昨晩のような失敗をすることなく話をしますのでどうぞよろしくお願いします」と謝罪の言葉をつづった。

この迅速な謝罪と真摯な姿勢には、

「見直した!」
「戸田の対応は素晴らしい」
「真面目で良い人だ」

 とネット上でも絶賛の声があがったほど。

 サッカー界でも、不用意な発言で炎上が起こることも珍しくない近年、戸田和幸氏のこの完璧ともいえる対応は、逆に彼の株をあげたと言えそうだ。

気になった事 1.へたな言い訳をしていない。

 「FC」と呼んだ事実を反省し、今後改善していくと素直に述べている。

 確かにこの対応は好感を持てますね。

気になった事 2.ブログ記事タイトル

 戸田さんの公式ブログの記事のタイトルが「無意識の意識」となっている。

 少し違和感を感じた。

 意識出来ない、もしくは意識しないから「無意識」のはず。

 だから「無意識」を意識することは出来ないので「無意識の意識」は用語に使い方がおかしい。
 
 記事の内容は「無意識」に「FC」と呼んでいたのを意識して「FC東京」または「東京」と呼ぶ、とのことなので、記事タイトルは「無意識から意識へ」だと正しい気がした。

気になった事 3.FCはダメか?

 スペインのアトレティコ・マドリードは「アトレティコ」と呼ばれているけど、文句をいう人はいない。

 逆に誇りに思っているような気がする。

 「アトレティコ」については7月31日の記事「失踪のロナウジーニョ 今後どうなるか」に書いたが、「運動、競技」といった一般名詞。

 「マドリード」はもちろん都市名。

 特色を出すには「マドリード」の方がふさわしいけど、「アトレティコ」で通っている。

「アトレティコ」といえば、「アトレティコ・マドリード」というぐらい浸透しているのだから、「FC」といえば「FC東京」というぐらい浸透させても良い気がする。

「FC」は「Football Club」なので、「Football Club」と言えば「FC東京」というのは十分誇らしいと思う。

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