概要
群馬・玉村町で、3歳の男の子が母親に虐待され死亡した事件で、事件前のおよそ2カ月間、男の子が保育園を休んでいたのに、児童相談所などが対応を怠っていたことがわかった。
田村 亜希子容疑者(32)は、2010年、次男への虐待事件を起こしていて、2014年4月以降、家庭訪問を拒否したため、児童相談所が、玉村町に調査を要請していた。
ところが、死亡した三男・優将(ゆうすけ)ちゃん(3)が、6月から保育園を休んでいたにもかかわらず、児童相談所と玉村町は、面会などの対応を怠っていた。
玉村町役場子供育成課の斉藤修一課長は「おばあちゃんの家に行っているということを信じていました」と話した。
また3年前、優将ちゃんが頭をけがした際、児童相談所と玉村町は、病院から「虐待の疑いがある」と連絡を受けていたが、警察への通報を見送っていたという。(FNNより)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140902-00000798-fnn-soci
群馬玉村町 3歳児虐待死のニュース映像
8月31日の記事「群馬県 田村亜希子容疑者 息子を死亡させる これで二人目」の続報
新情報
1.田村亜希子容疑者、4月以降家庭訪問を拒否
「体長が悪い」として職員の家庭訪問を避けていたという。
この時点で育児ノイローゼがかなり進行していたのだろう。
保育園にはまだ通わせていたので目立ったアザはまだなかったと思われる。
2.死亡した3男・優将は6月から保育園を休んでいた
優将ちゃんには複数のアザがあったことがわかっている。
もうこの時点で大分虐待が進行し、服では隠せない場所にアザが出来ていたのではないか?
保育園に通わせればバレルと思ったのかもしれない。
3.児童相談所と玉村町は警察への通報を見送っていた
田村亜希子容疑者は2010年に傷害容疑で逮捕されているので、「児童相談所と玉村町は使えない」と判断した病院が通報したわけだ。
この時点でも虐待を放置していたわけだ。
虐待の疑いがある場合にどう対応すべきか、誰か児童相談所と玉村町に指導する必要がある。
2度のサインを見過ごす怠慢
4月と6月、2度のサインがあった。
虐待し死亡させた経験のあり、育児ノイローゼに苦しむ田村亜希子容疑者である。
何らかの変化に敏感になるべきだった。
虐待に対しては、人を信じる対応というのでは間違っている。
虐待は家庭内で行われるので他人には見えづらい。
だからこそ、人を疑う対応で対処しなければならない。
玉村町役場子供育成課の斉藤修一課長は仕方のないことだった、と述べたいようだが、
あなたが適切に対応していれば優将ちゃんの死亡を防げたかもしれない。
ということを理解しているのだろうか。
このことについて猛省しているのだろうか。
群馬県佐波群玉村町役場
ホームページ:http://www.town.tamamura.lg.jp/
子ども育成課(役場3階)
TEL:0270-64-7719
mail:iken@town.tamamura.lg.jp
問い合わせフォーム:https://ssl.wind.jp/w0250/contact_mail.html
群馬県佐波群玉村町役場の地図
田村亜希子容疑者
死亡した田村優将ちゃん
対応を怠った町役場課長
玉村町 町長 貫井 孝道
問い合わせ/総務課秘書広報係(電話:0270-64-7712)
追加
9月4日の続報記事「群馬 田村亜希子 虐待死 玉村町は反省していない」
9月21日の続報記事「群馬・玉村町 田村亜希子容疑者 傷害致死で起訴」
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