政務活動費で不自然な支出をした問題で、号泣会見でおなじみ野々村議員が兵庫県議会から虚偽公文書作成・同行使容疑で7月11日、刑事告発された。
そして、その直前に兵庫県議会は野々村議員の辞職願を受理した。
また、活動期間3年分の全額の政務活動費1834万円の返還を求め、返還の意思を示した。
議員報酬の他に1年600万円とは贅沢な費用ですね。
野々村議員の実際の収支報告書を見たい場合は下記で見れるようです。
兵庫県庁3号館2階 議会事務局総務課内(9:00~17:00 ただし 12:00~13:00まで昼休憩)
興味があるから近かったら見に行きたかったな。
刑事告発とは?
犯罪について警察に申告し、犯人の処罰を求めること。根拠については下記。
刑事訴訟法第239条
1項 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
2項 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発 をしなければならない。
さすが法律。いちいち使われる言葉が難しい・・・。
注1 思料(しりょう)とは
いろいろと考えること。単純に思うのではなく、深く思う感じかな。
注2 官吏(かんり)とは
明治憲法体制での呼び名で、現在の国家公務員。
注3 公吏(こうり)とは
明治憲法体制での呼び名で、現在の地方公務員。
政務活動費とは?
地方自治法に基づいた地方議員の調査研究活動の為の経費のこと。
どうやら、2012年の改正で、政務調査費から名称が変わって、調査研究以外の政治的な活動に関しても経費とできるようになったもよう。その為不透明な支出が続出しているようだ。
一納税者としては、時間と人手が足りるならこれを機会に全議員の政務活動費を調査してもらいたいものだ。
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