何かと話題のマレーシア航空だが、ウクライナで撃墜された3日後、現在内戦中のシリア上空を飛行していたことがわかった。
そもそもなぜウクライナ上空を飛行したのか?
ウクライナ上空はヨーロッパからマレーシアを含むアジアまでの航路が最短となる飛行ルートである。
その為、ここを迂回すると燃料費が上がってしまうのでそれを嫌ったと推測される。
今回なぜシリア上空を飛行したのか?
ウクライナ上空の飛行を回避しなければならなくなったので迂回する必要があったが、迂回ルートの中で最短であり、燃料費を安く抑えられるのがシリア上空だった為と推測される。
シリア上空を飛行しても良いのか?
民間航空機は、国際民間航空機関(ICAO)が承認した飛行ルートを飛行して良いことになっている。
問題のシリア上空は国際民間航空機関が承認している為、これを根拠にマレーシア航空は今回の飛行の正当性を主張している。
他の民間航空機はシリア上空を飛行しているのか?
国際民間航空機関は、シリア上空を承認してはいるものの、「極めて危険」と警告している。
その為民間航空機はシリア上空を避けて飛行している。
ウクライナの件でマレーシア航空は被害を受けた側だが、そもそも安全よりもコスト削減を優先させた為に発生したのであり、避けることは可能だった。
そしてシリア上空を飛行したことで、安全意識の低さがさらに露呈してしまった。
このような姿勢の航空会社を利用したい人はいるのだろうか。
国際民間航空機関(ICAO)とは
国連の一組織であり英語の正式名称は、International Civil Aviation Organization
略称は日本では、「イカオ」か「アイカオ」。
民間航空に関する原則の作成、技術開発を通して安全向上や航空の発達を目的として設置された。
拠出金は日本がアメリカに次いで2番目に多く支払っている。
禁止飛行ルートの策定や、特定航空会社の飛行禁止を決定したりしている。
例えば、北朝鮮の高麗航空はヨーロッパ上空を飛行することが出来ない。
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