酷暑で知られる群馬県館林市で、たびたび40度を超える気温を表示してきた東武線館林駅前の同市所有の温度計が、気象庁に無届けで設置されていたことがわかった。
気象業務法の規定では、同庁以外の公的機関などが気象観測データを公表する場合、観測業務の信頼を損なうことがないよう、検定済みの機器を使用した上で、同庁に届け出ることを義務付けており、同庁は今後、同市から事情を聞き、指導に乗り出す。
同市は熱中症への注意喚起のため、2011年度から人通りの多い駅のロータリーにデジタルで気温を表示する温度計を設置。最近は猛暑日にテレビのニュースなどで取り上げられることが増えたが、市内の別の場所に設置されている地域気象観測システム(アメダス)の観測より高い気温が表示されることもあり、市民の間で疑問の声が上がっていた。
地方自治体などが設置する温度計は、アメダスなど気象庁の観測データを表示するだけなら問題はないが、研究・教育などの目的以外で行った気象観測の結果を公表する場合、規定に合致した観測機器を使用した上で、同庁長官に届け出る必要がある。同庁計画課情報管理室は「検定を通っていない機器のデータが出回ると、気象観測への信頼性が損なわれるため」としている。(読売新聞)
以前からズル林と呼ばれている群馬県館林市だが、ついに不正な温度計であることがわかった。
2014年8月12日のニュースで関係者が疑惑を完全否定していたが、わずか2日でグレーが黒に変わった。
2014年8月5日 館林 気象庁発表39・5℃ 問題の温度計42℃
この動画は、2014年8月5日の群馬県館林市の最高気温は、気象庁が39・5℃と発表しているのに対して、無届で設置されていた温度計は42℃を表示している証拠動画となっている。
群馬県館林市の8月5日の最高気温は気象庁のWebサイトでも確認できる。
気象庁によると群馬県館林市の最高気温ランキングは
1位 40・3℃ 2007年8月16日
2位 40・2℃ 2007年8月15日
3位 40・1℃ 2013年8月10日
4位 39・5℃ 2014年8月5日
5位 39・3℃ 1997年8月10日
ちなみに、ライバルの岐阜県多治見市の最高気温ランキングは
1位 40・9℃ 2007年8月16日
2位 40・8℃ 2007年8月17日
3位 39.9℃ 2001年8月1日
4位 39.8℃ 1994年8月5日
5位 39.7℃ 1994年8月7日
最高気温でも平均最高気温でも多治見市の方が上ですね。
館林市が暑いのは間違いないですけど、1位にはなれない暑さのようです。
館林市は何とか暑さ日本一になりたくてズルをしてでも高温表示となる温度計を設置したようですね。
ズル林という不名誉なあだ名がつくのは仕方ない。
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