牛丼チェーン大手の松屋は、7月22日に「プレミアム牛めし」を並盛380円(税込)で発売すると発表した。
現在の牛めしの牛肉は、冷凍物を使っているが、「プレミアム牛めし」の牛肉にはチルド肉を使う模様。牛めしのタレも原材料から見直す。
牛肉をチルドにすることで旨み成分が2倍ほどに増え、異次元の旨さになるとのこと。
ただし、これまでの「牛めし」並盛290円(税込)の販売は終了する。
え?
つまり値上げですよね・・・
なんか景品表示法違反を思い出した。
本来1000円のところ「今なら半額!」
(でもずっと半額の値段のまま)
このケースは、景品表示法違反で禁止とされる
「根拠のない通常販売価格表示(その価格で売った実績がない)」
に該当し違法となる。
松屋のケースを考えてみる。
今回の商品は「牛めし」の高級バージョンですよ!だから「牛めし」より高いんですよ!「プレミアム」なんですよ!
と主張しているので、そこには「牛めし」の存在が欠かせない。
なのに、「牛めし」の販売を終了したら「プレミアム」の根拠がなくなってしまうのではないか?
まあ、現在「牛めし」を販売しているという実績があるので特に問題はないのでしょう。
単に名前が「牛めし」のままで素材をプレミアムにして値上げしたのであれば何の問題はないのだが、商品名に「プレミアム」をつけているのに「牛めし」の販売を終了するのでつっこみを入れたくなる。
気持ちはよくわかる。
これまで安い値段で勝負してきた「牛めし」を単純に値上げしたら一気に客が競合他社に流れてしまうことを危惧したのでしょう。
しかし、なんか騙すようなやり方に思えてしまう。
私は普段「牛めし」を食べないのだが「牛めし」愛好家はどう感じているのだろうか。
安くないなら行かない。
なのか。
美味しくなるなら歓迎。
なのか。
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