ベネッセ流出事件、松崎容疑者月収38万円、借金170万円

読売新聞より

ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、不正競争防止法違反(営業秘密複製)容疑で警視庁に逮捕された元システムエンジニア(SE)の松崎正臣容疑者(39)(東京都府中市)に、家族名義を含めて計約170万円の借金があったことが捜査関係者への取材でわかった。  松崎容疑者は「生活が苦しく、金が欲しかったので顧客情報を持ち出した」と供述しており、同庁は、情報の売却で得た金の使途を調べている。  捜査関係者によると、松崎容疑者は消費者金融で約60万円を借り、ほかに家族名義でも約110万円の借金があった。パチンコや競馬で浪費したことに加え、家族の入院が重なるなどして借金が膨らんだという。  松崎容疑者は今月10日に解雇されるまでSEとして月収約38万円を得る一方、月11万円の借金返済や7万円の家賃支払いなどがあった。調べに「幼い子供が2人おり、生活が苦しかった」と供述。同庁は、顧客情報を東京都千代田区の名簿業者に売って得た計約250万円の使い道を調べている。  同庁は19日午前、松崎容疑者を東京地検立川支部に送検した。

ふむ、派遣社員だから生活が苦しいという見方もあったが、月収約38万円なら別に派遣の問題ではないですね。

「パチンコや競馬で浪費」というのがもうね・・

「家族の入院が重なる」というのは同情の余地がある。

ちょっと松崎容疑者に好意的な見方をしてみよう。


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ここから妄想—-

松崎容疑者は高校卒業後に正社員を目指したが、就職難の時代であり正社員の道はあきらめ、不本意ながら派遣社員として働きだした。

最初に派遣された職場はシステム開発を手掛ける中堅企業で、慣れないプログラミングと格闘しながら日々の生活を送っていた。

数年が経ち、こつこつ頑張るタイプの松崎容疑者は派遣先では重宝されるSEに成長していた。

ちょうどそのころ派遣先で出会った女性と付き合うようになりその数年後結婚した。

そしてその数年後待望の赤ちゃんが生まれた。

子供を持つ親としての自覚を持ったこともあり、SEとしての能力に加えリーダーシップも発揮するようになっていた松崎容疑者は、派遣先で若手を教育する立場にもなっていた。

そしてしばらく、心やさしく明るくて家事のうまい妻と、元気でかわいい子供1人と、派手さはないが幸せな生活をしていた。

歯車が狂ったのは妻が2人目の子供を産んでからだった。

子供は難病を抱えて生まれてきたのであった。

突然の出来事に松崎容疑者も妻も心の整理が付かない日々が続いた。

唯一の心の支えは第1子の子供であった。

どんな時でも笑って心を和ませてくれていた。

しかし、難病の治療で入院し続けている第2子の子供の入院費はどんどん負担になっていった。

そして我が子が難病を抱えているという事実をなかなか受け入れられずにいる妻は心労から体調を崩すようになり、入退院を繰り返すようになった。

子供と妻の入院費用と今後の生活へのあせりから、松崎容疑者も精神的に弱ってきていた。通常の精神状態ではない松崎容疑者は、「ギャンブルで一発あててお金に余裕を持たせたい」と思うようになった。

そこで自らの貯金でパチンコや競馬につぎ込んだ。

初めの内は少額勝ったり、負けたりの繰り返しだったが、その内大金を負けるようになって貯金が底をついた。

「こんなはずじゃない。ギャンブルでもっと増やせるんだ」という気持ちの松崎容疑者は消費者金融から借りたお金でギャンブルをするようになった。

入院費用の支払いが出来なくなっていた松崎容疑者は、妻の名義で消費者金融から借りて支払っていた。

そしてギャンブルで数十万以上の負けが込んでいた松崎容疑者は、もうどうしたら良いのかわからない状態だった。

「一家心中して楽になるか」もしくは「何か大金をかせぐ方法は何かないか?」を常に考えていた松崎容疑者はある考えがふと頭をよぎった。

「勤め先の個人情報数千万件にアクセスできるのだからこれを売ることが出来ないか?」

松崎容疑者は名簿業者についていろいろと調べてみた。調べた結果1件数円で買い取る業者が複数いることがわかった。

「全ての個人情報を売れば数千万円が手に入る。これで借金も入院費用も解決する」

こう思った松崎容疑者は今回の犯行に手を染めたのであった。


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ここまで妄想—-

うーん、どうだろう。好意的になったかな。

どうしようもなかった、という状況を考えたけど、ギャンブルがある時点で相当なダメ人間になってしまう・・・。

また続報を、首を長くして待つとしよう。


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