概要
10月27日、長崎県佐世保市役所で朝長則男市長への面会要求を断られたとして、応対した男性職員の首に提げていたネームプレートを引きちぎり、両ひざを蹴ったとして、無職の男(80)が公務執行妨害容疑で逮捕された。
男は「善行しているのに認めてくれない」と話しているという。
暴行罪ではなく公務執行妨害罪
暴行を加えていることから暴行罪での逮捕に思えるが公務執行妨害罪で逮捕されている。
公務員が職務を執行するのを暴行又は脅迫を加えて妨害した場合に適用される。
刑罰は各種あるが、通常の職務を妨害した場合は3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金。
通常の暴行罪の場合の刑罰は、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金または拘留若しくは科料。
公務員以外への暴行よりも公務員への暴行の方が罪が重く、特別に公務員を保護している気がする。
しかし、公務執行妨害罪が守ろうとしているのは公務員ではなく、公務であるとのこと。
だから「法の下の平等」には違反しないそうだ。
納得できるような、できないような。
善行
意味はわかるが日常用語としてなかなか使われなさそうな言葉だ。
さすがに80歳ともなると様々な日本語を使いこなす。
しかし自らの行為について自らが「善行」と呼ぶのはどうかと思う。
しかも善行と言いつつ悪行を働くとは・・・
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