大阪市の公募制度で民間から採用された吉田康人・住吉区長(50)が、今年5月に区内の小学校であった土曜授業の防災学習で、突然、意識を失ったふりをして倒れ、児童らを驚かせたとして今月、この小学校の学校協議会から抗議されていたことが15日、分かった。吉田区長は取材に「児童が不意の出来事に対応できるようにとの意図があった。一定の効果はあったが、先生らに事前に相談せず、反省している」としている。
市などによると、吉田区長は小学校体育館であった土曜授業で、児童、教員、保護者らに話をしている途中で突然倒れ、教員が駆け寄る騒ぎになった。この間約10秒程の出来事で、起き上がった吉田区長は「災害は突然襲ってくる。普段から何をするか考える必要がある」との趣旨の発言をしたという。
協議会は「命の大切さを学んでいた授業で“死んだふり”をした区長の行為は軽率。許される域を逸脱している」と抗議した。
吉田区長は東京電力社員や高槻市議などを経て2012年8月、区長に採用された。(毎日新聞)
「死んだふり」自体がそれほど「許される息を逸脱している」とは思わないけど、インパクトがあるのは事実なので、学校行事である以上、学校側に伝える必要はあったかもしれませんね。
さて、問題の小学校はどこか?
気になったので調べてみた。
吉田康人・住吉区長が運営するブログを確認すると、今年5月12日に大空小学校において「いのちを守る教室」を実施したとある。
協議会の発言の「命の大切さを学んでいた授業」とマッチする。
ブログでは「今、自分自身ができること」をテーマにディスカッションしました。
とも記載があるので、記事中の「普段から何をするか考える必要がある」との発言ともマッチする。
なので、毎日新聞の記事では学校名が出てませんが、おそらく大空小学校での出来事で間違いないでしょう。
大空小学校のWebサイトのブログ記事を確認すると、5月12日に実施された「いのちを守る教室」に関する記事は掲載していませんね。
他のイベントは掲載しているのに、大きなイベントである「いのちを守る教室」について掲載しないということは、「死んだふり」事件の影響と考えるのがよさそう。
大阪市立大空小学校
校長:木村 秦子
住所:大阪府大阪市住吉区我孫子西1丁目6番12号
電話番号:06-6606-7181
メール:e212114a@ocec.ne.jp
大空小学校のWebサイトには学校協議会の活動についても報告があり、協議会のメンバーの紹介があった。
大阪市立大空小学校 学校協議会
役割 名前 属性
会長 久保田 家司 大空パトレンジャー
委員 大村 茂生 本校 SEAキャプテン
委員 久保田 映子 地域ボランティア
委員 北野 洋子 地域ボランティア
委員 岡田 祟 町会長
委員 河合 幸世 サポーター
委員 国土 由希子 サポーター
委員 小国 喜弘 東京大学教授
委員 堀 智晴 元大阪市立大学教授
事務局長 岩切 美恵子 はぐくみネットコーディネーター
属性の書き方がバラバラすぎる・・・
全く理解できない物もあれば、現在の職業の人、現職を書かずに過去の職業の人、ボランティアとサポーターという結構役割が近そうな属性もある。
やはり一番気になるのは「大空パトレンジャー」ですね。
まあ、学校をパトロールするのでしょうけど、後4人いるのか気になる。
なんとなく久保田さんはレッドで、後はブルー、イエロー、グリーン、ピンクの4人がいるのではないか?
平成25年度第2回学校協議会実施報告書に驚きの文章を発見した。
「平成25年度第2回学校協議会実施報告書」
http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/data/e731673/2/r/128356.pdf
「テレビ放映の内容について」
人の受け取り方は様々だが、現実に子ども達が蘇生し育っていることがすごい
し、先生方のいきいきとした笑顔のある日常が大空小の良さを物語っている。
この空気を継続していく為にどうしていくかを考えていこう。
「現実に子供たちが蘇生し育っていることがすごい」とある。
「蘇生」?
子供が蘇生したのか?
どういうことだろう。
誤植かと思うが、何と間違ったのか想像できない。
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