奈良県生駒市女性職員を戒告 タレント情報を不正閲覧

奈良県生駒市は21日、業務上の正当な目的がないのに、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を使い、市外に住む男性タレントの住所や生年月日などの個人情報を閲覧したとして、市民課の女性主査(59)を戒告の懲戒処分にした。(スポニチより)

奈良県生駒市役所職員が起こした職務違反行為。

女性ということで、なんとなくジャニーズのファンを想像したのだが、年齢が・・・

59歳でもジャニーズファンっているのか?

他のタレントだろうか。

年齢からすると「杉良太郎」とか好きそうかな。

主査とは

 地方公務員のおける役職の一つで下から2番目にあたる。
 部長→局長→課長→副課長→課長補佐→班長→主任→主査→主事

戒告とは

 公務員の懲戒処分の一つで最も軽い処罰のこと。
 ・免職:職員の意思に関係なくその職を失わせる処分。
 ・降任:現在の職務階級を下位に下げる処分。
 ・停職:一定期間職務に従事させない処分。
 ・減給:職員の給与の一部を減額する処分。
 ・戒告:職員の取った違反行為に対して将来を戒める処分。

 つまり、戒告とは、上司が注意し、その記録が残るので人事評価に響く処分である。

 市によると、主査は住基ネットの専用端末を扱う職務上の権限があり、8月11日午後3時半ごろ、タレントの住基ネット上の情報を検索した。市の調査に「ファンで、興味本位だった。すぐ画面を閉じたので(内容は)覚えてない」と話し、市は「第三者への情報漏えいはない」と説明した。(スポニチより)

内容を覚えていないかどうかは、本人にしかわからないことだ・・・

しっかり記憶に留めているかもしれない。

今現時点での「第三者への情報漏えいはない」かもしれないが、今後口を滑らす可能性はなくならない。

こういった事が怖いところだ。

 住基ネットを管理する全国センターから「著名人の情報を検索した履歴がある。業務上のものか確認するように」と連絡を受け、市が調べた結果、不正閲覧と判明した。(スポニチより)

こういう監視システムは素晴らしい。

このようなシステムがあることを女性は知らなかったのだろうか?

普通は、住基ネットの権限付与の段階で使い方を含めて監視システムについて教育するような気がするが。

このシステムには有名人リストがあって、そのリストに該当する検索があった場合に反応するようになっているのだろう。

ということは、リスト外の例えば一般人はどうなるのだろう。

何も反応しないのではないかな?

今回はタレントであったから発覚したものの、不正閲覧全般を検知するシステムであれば尚良いのだが。

 市は「市政に対する信頼を失墜させ、深くおわびする」と謝罪。不正閲覧されたタレントの氏名は「個人情報保護のため」として明らかにせず、「本人への直接の謝罪は考えていない」としている。 (スポニチより)

市政だけではない。

住基ネットの信頼も失墜させている。

不正に閲覧することが容易であることを示されたのだから。

不正閲覧されたタレントの使命は公表しないという方針は正しいだろう。

しかし、野次馬としてはぜひ知りたいが・・・

奈良県生駒市役所の地図



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