概要
10月22日午後11時ごろ、東京都日野市南平の都道173号線(通称、北野街道)の歩道を歩いていた70歳代の男性が車道に倒れ、タクシーにはねられた。
男性は病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。
警察は男性の身元と事故原因を調べているという。
これがドライブレコーダーの威力
車が歩行者をはねた場合、通常は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷罪)の容疑で逮捕され過失の程度が捜査されるかと思う。
しかし今回の事故では逮捕されておらず容疑者となっていない。
(逮捕されているのかもしれないが記事になっていない)
これはドライブレコーダーに事故当時の様子が記録されていたためかと思う。
その記録ではタクシーが普通に走行中に、70歳代の男性が突然車道に倒れ込んだ様子が写っていたことだろう。
(読売新聞の記事で「突然車道に倒れ」との記載がある)
そのような状況ではタクシー運転手に過失があると認めるのは無理がある。
仮に歩道のない道路であれば注意して走行する必要があったとも言えるが、事故現場はガードレールが設置された歩道があり、歩行者が車道に突然出てくるとはなかなか想像出来ないだろう。
なので、タクシーに設置されたドライブレコーダーがあったからこそ過失がないと判断されたのだろう。
個人の車でもドライブレコーダーを設置しておけば、何らかの事故があった際に役に立つことかと思う。
引用
22日午後11時10分頃、東京都日野市南平の都道で、歩道を歩いていた70歳代とみられる男性が突然車道に倒れ、東京都葛飾区東水元、タクシー運転手奥居隆行さん(50)が運転するタクシーにはねられた。
男性は頭と胸を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
警視庁日野署で男性の身元と事故原因を調べている。現場は片側1車線の直線道路。奥居さんは客を降ろして都心方面に帰る途中で、事故当時は空車だった。(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141023-OYT1T50041.html
事故現場のだいたいの住所
車道の両脇に歩道があり、ガードレールが設置されている。
所々自動車通行の為に空いている部分があり、そこから車道に倒れ込んだと思われる。
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