小樽ひき逃げ 海津雅英容疑者逮捕

産経ニュースより

北海道小樽市の市道で女性4人が車にはねられ死傷した事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの疑いで逮捕された、海津(かいづ)雅英容疑者(31)が「直前まで海岸で約12時間にわたり飲酒した。事故さえ起こさなければ大丈夫と思って運転した」と容疑を認めていることが、分かった。北海道警は、同乗者がいなかったかなど、詳しい飲酒の実態を調べている。

小樽市でひき逃げを起こし逮捕された海津雅英容疑者は「事故さえ起こさなければ大丈夫」と言っているが、ある意味正しいけど、法律で禁止されているのでアウトでしょう。

ある意味正しいというのは、例えば風邪を引いた状態での運転のことを考えてみた。

症状の程度にもよるが、正常な集中力や注意力や判断力を発揮するのは困難になる。
けど、事故さえ起こさなければ問題にならない。
事故を起こしたとしても、事故の責任は問われるけど風邪が問題になることはないだろう。
事故を起こすかどうかは相手や周りの状況が複雑にからんだ確率の問題ともいえる。
風邪を引いた状態というのは事故の確率を高めた状態で運転するということになる。
でもそれ自体が悪いことではないので、「事故さえ起こさなければ大丈夫」となる。

酒を飲んでの運転も同じ理屈だが、確率を極端にあげるので法律で禁止しているのでしょう。

 道警によると、海津容疑者は13日午前4時半ごろから海岸で複数人と飲酒した後、RVを運転して買い物に行き、事件を起こしたという。4人の手当てや通報をせず、たばこを買った後で「人をはねてしまった」と110番通報し、目撃者からの通報で到着していた警察官が取り押さえた。

 亡くなった3人は、いずれも頭などを強く打っていたことが判明。同容疑者は「気が動転した。怖くなって逃げた」と供述しているという。

事故を起こしてから警察に通報するまでに、たばこを買う行為は、のんびりとしていて単純に考えれば非常識で許せない行為に聞こえる。

でも、人をはねてしまった衝撃を自らに置き換えて考えてみる。

正常な精神状態ではいられない。

だから、たばこを吸って一度心を落ち着かせる必要があったと考えると自然な行動といえる。
落ち着いたからこそ110番通報できたのだろう。

人をはねた後に逃げずに対応していれば良いことは誰でもわかるのだが、いざ自分がその状況に置かれたとき正しい対応がとれるだろうか。
もしはねた時に誰かに見られてて、見られていることを認識できたら、正しい対応が出来そうな気がする。

でもはねた時に誰も見ていなかったとしたらどうだろう。
見つからないかもしれない。
刑務所に入らなくてもすむかもしれない。

こわいこわい。

海津容疑者は朝からビーチで酒を飲み「携帯電話を操作しながら運転していた」と供述しているという。

酒で注意力がなくなっている上に携帯電話を操作しながらとは、積極的に事故を起こそうという意思が働いたかのようだ。まあ、酒が入っているからこその行動なのだろうが。

あと、

スマートフォンじゃないのか。と変なところが気になった。携帯電話という記載を見たらガラケーと思ってしまうが、どうだろう。31歳だとスマートフォンを持ちたがるような気がするが。

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