海津容疑者小樽ひき逃げ事件 遺族ら署名活動

概要

小樽市銭函の市道で7月、海水浴帰りの女性4人がひき逃げされ死傷した事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの罪で起訴された札幌市西区の飲食店従業員海津雅英(かいづまさひで)被告(31)について、被害者遺族らは24日、より罰則の重い同法の危険運転致死傷罪を適用するように求める署名活動を札幌市中央区の札幌三越前で行った。

 事件で亡くなった原野沙耶佳さん=当時(29)=の父和則さん(62)や道内外の飲酒運転事故の遺族ら計13人が参加。「飲酒事故の加害者に厳罰を」などと買い物客らに呼び掛けると、大勢の人が「絶対許せないですね」などと応じた。

 和則さんは「4人の子供たちの絆が一瞬にして断ち切られた。検察の判断は一般感覚とずれている」と話していた。署名活動は21、23の両日も行い、3日間で5710人分が集まった。遺族らは9月上旬に署名を札幌地検に提出する。

遺族の強い思い

8月20日に、遺族と「北海道交通事故被害者の会」が既に札幌地検を訪れ、「危険運転致死傷罪」を適用するよう要請している。

これに加えて署名活動を行い、さらに札幌地検に要望するようだ。

8月20日の札幌地検の訪問では感触があまりよくなかったのかもしれない。

このままじゃいられないと思い、署名という行動に移ったのか。

遺族の強い思いが伝わってくる。

何としてでも「危険運転致死傷罪」を適用させたい、

海津雅英容疑者には重い罪により深い反省を促したい、と。

被害者側の主張で刑罰が変更になったことはほとんどない

調べると被害者側の主張で、より重い刑罰となった事例は見つけられない。

ある弁護士によると、被害者の主張で起訴内容が変更されること自体珍しいという。

こういった事実は「北海道交通事故被害者の会」の弁護士からも伝えられているのだろう。

だからこそ、出来ることは全てやる、ということか。

遺族の言葉の分析

遺族、 和則さんの発言「4人の子供たちの絆が一瞬にして断ち切られた」

「死亡した」や「殺された」といった用語を使わずに今回の被害の状況を現した言葉となっている。

直接的な言葉は、感情的に聞こえるが、今回は冷静で深い悲しみを感じさせられる。

遺族、 和則さんの発言「検察の判断は一般感覚とずれている」

これは良く言われている言葉だ。

何となくはわかる。

それでも検察は一般人の意見を聞かない

検察は過去の判例に合わせて求刑する。

そうしないと同じ罪で違った罰になると不平等となってしまう。

一般感覚という言葉を使っているが、

一般人が参加する裁判員裁判では、求刑よりも重い量刑となり、感情的に判断する傾向にある。

そして、先日、最高裁判所が裁判員裁判による「求刑越え」判決を破棄した。

このことからも、検察が一般人の要求を素直に聞くとは到底思えない。

コメント

  1. みんな知ってる より:

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    同乗者が居た事はなぜ表面化しないのか?
    同乗者を逃がす為に逃走したのでは?
    加害者や関係者を取材、聴取したらすぐにわかるはず。
    ほう助の罪も軽視されるのか・・・

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