宗谷岬の東 EEZ内で無許可カニかご漁 ロシア人船長逮捕

海洋事件

概要

海上保安庁巡視船あきつしま
(海上保安庁ホームページより)

9月24日、日本最北端の宗谷岬から東に約57キロの地点、日本の排他的経済水域(EEZ)内でロシア人の乗る漁船が無許可で操業したとしたとして、船長のアナトリー・ロマザノフ容疑者(43)が漁業主権法の疑いで逮捕された。

稚内海上保安部がパトロール中に発見したという。

ロマザノフ容疑者は否認している

ロマザノフ容疑者は否認しているらしいが、位置情報の正確な把握はおそらく日本の海上保安部の方が上なはずだ。

いくらロマザノフ容疑者が否認しようとも証拠があり言い逃れは出来ない。

もしかしたらロマザノフ容疑者の乗る漁船には正確な位置情報を測る機器がなかったのかもしれないが、それであればそもそも日本に近づきすぎるのは危険だ。

諦めて樺太沿岸で漁業を営んだ方が良い。

漁業主権法について

正式名称「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」

日本の排他的経済水域において外国人の漁業を禁止することなどを定めた法律で、1996年に施行された。

罰則は、1000万円以下の罰金。

そして、漁獲物、製品、漁具、船舶などを没収することができる。

なかなか厳しい。

「没収できる」ではなく「没収する」にした方が、より抑止効果が強いのだからそうすれば良いと思う。

宗谷岬の場所

思ったよりもロシアが近くにある。

日本最北端について

宗谷岬は日本最北端と呼ばれているが、本来の意味の日本最北端ではない。

日本が領有権を主張している北方領土を含めると、択捉島のカモイワッカ岬が最北端となる。

また、北方領土を除くと宗谷岬の西北西にある弁天島という岩礁が最北端となっている。

一般人は岩礁に用がないので宗谷岬を最北端と取りあえず呼んでいるそうだ。

EEZの広さについて

日本は島国であり、多数の島を有するのでEEZが広いことは有名だが、ではどのぐらい広いのか調べた。

領海とEEZを合わせた順位

1.アメリカ
2.フランス
3.オーストラリア
4.ロシア
5.カナダ
6.日本

日本は6位。

やはり国土からすれば非常に広い。

それ以外の国はフランス以外は妥当なところだろう。

フランスは多くの地域を植民地にしていた頃の名残でフランス領の島国が多いことでEEZが大きくなっている。

しかし、これだけ広いEEZ内での外国の漁船を全て取り締まれるのだろうか?

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