ビットコイン不正アクセス 警視庁が捜査開始

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ビットコイン
(ロイターより)

仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営するMTGOX(東京・渋谷)が2月に経営破綻した問題で、警視庁サイバー犯罪対策課は30日までに、不正アクセスによって約2万7000ビットコイン(当時で約15億円相当)が引き出されたとして、電子計算機使用詐欺の疑いで捜査を始めた。(日経新聞Webより)

仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」への不正アクセスについてだが、捜査開始まで結構時間がかかっている。

ベネッセの個人情報流出事件では速攻で犯人を逮捕したが、こちらのケースではよほど犯人が巧妙に不正アクセスをしたのだろう。

不正アクセスは「マウントゴックス」運営のMTGOXが破綻した当初から言われていたのでずっと調査は続けていたはず。

これまで調査を続けて「犯罪であるという証拠」を見つけたから捜査開始を発表したのだろうか。

高い技術を持つ者が不正アクセスをした場合、現在の警察では対応は難しいと思う。

あのパソコン遠隔事件の片山容疑者程度でも、ネットの世界だけで捕まえることが出来なかった。

あれは、猫に首輪をつけたことが江ノ島の防犯カメラに映った事で片山容疑者を捕まえることが出来たが、裁判では片山容疑者側が優勢だった。
その後有力な証拠となるスマホを埋めた事で警察は片山容疑者を再度捕まえることが出来た。

どちらもリアルでの軽率な行動であり、ネット上で完結していれば警察はなすすべを持たなかったはずだ。

まあ、彼の場合は目的が対警察という所があったようなのでこのような行動をしたのだろうが、「マウントゴックス」への不正アクセスは単純にお金目的だ。

おそらくIPアドレスも海外を含め複数経由し、お金自体も様々な手法でロンダリングしていることだろう。

しかし、警察には頑張ってもらいたい。

その為に専門家を多数活用すべきかと思う。

警察内部の人間だけでは到底無理だ。

今後もネット上の犯罪は増える一方のはずである。

今、最大限の努力をし、ネット犯罪の経験値を増やし世界一のネット犯罪対策国となるように願う。

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