【食品偽装】しゃぶしゃぶ木曽路、松阪牛と偽り安い肉提供 

企業

しゃぶしゃぶチェーンの木曽路は14日、一部の店舗で「松阪牛」「佐賀牛」として提供したしゃぶしゃぶや、すき焼きの肉が、実際は松阪牛や佐賀牛より単価の安い和牛だったと発表した。

 木曽路のしゃぶしゃぶコース料理は「松阪牛」(税別7000円)、「和牛特選霜降り肉」(同5500円)、「和牛霜降り肉」(同4800円)の3種類あるが、「和牛特選」の牛肉を「松阪牛」として偽って提供していた。

 不正が判明したのは、北新地店(大阪市北区)、神戸ハーバーランド店(神戸市中央区)、刈谷店(愛知県刈谷市)の3店舗で、少なくとも2012年4月からの合計で7171食に上る。同社の社内調査に対し、3店舗の責任者は「店の利益を増やすためにやった」と話しているという。(読売新聞より)

今回はしゃぶしゃぶ木曽路ですか。

このような食品偽装は後を絶ちませんね。

消費者がなめられている。

どうせ味なんかわからないだろう、と。

まあ、木曽路は全国で118店舗あるからその内3店舗というのは少ない方かな。

組織ぐるみではなく、店舗責任者の独断と考えるのが自然かもしれない。

しかし、社内調査は数年に1回なのかな?

2012年4月から偽装していて2014年8月に発覚というのは遅すぎる。

社内調査の頻度の問題なのか、それとも社内調査の質の問題なのか。

おそらく調査員の質の問題でしょうね。

1年に1回以上は社内調査を実施するはずなので、2012年も2013年も調査員は見抜けなかったのでしょう。

代表取締役社長の松原秀樹さんはこのように述べています。

木曽路社長
(木曽路Webサイトより)

「お客様の満足と食の安全安心を徹底的に追求し、一層の業績の伸展と企業価値の向上を図ります。」

「一層の業績の伸展」に比重を重く置いたせいで、店舗責任者に過度なプレッシャーとなり、今回の牛肉偽装につながったのかもしれない。

「業績の伸展」の前にやるべき事、やってはいけない事について社内教育を徹底すべきでしょうね。

企業倫理に関する教育と、社内調査の質向上に関する教育の両方を。

最後に、木曽路の牛肉がいかに安心で、安全で信頼がおけるのか木曽路自身が述べているページの紹介

木曽路Webサイト「木曽路の安全に関する取り組み」3項

牛肉の入荷~お店まで一貫した検査~品質管理を行っております。

<<入庫~検品サンプルの抽出>>
木曽路フロー1
工場に入庫された牛肉は、個体識別番号により、一つずつ管理、検品しています。

↓↓↓

<<検体サンプルの作成>>
木曽路フロー2
検品した牛肉は、一つずつ部分抽出し、検体サンプルを作成いたします。

↓↓↓

<<スクリーニング検査>>
木曽路フロー3
スクリーニング法に従い、専用機器で検査いたします。合格基準に満たない牛肉は出荷いたしません。

↓↓↓

<<お店での品質管理>>
木曽路フロー4
出荷された牛肉は個体識別番号により店舗でも品質管理を徹底しております。

これだけやっても偽装牛肉が2年以上放置されていたのですね・・・

8月16日 続報「木曽路」松原社長が謝罪会見 牛肉食品偽装で

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