引用は北海道新聞より
もう逃げ場はない
札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(東区選出)が「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと短文投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ問題は25日、菅義偉(すがよしひで)官房長官が政府として遺憾の意を表明する事態になった。金子氏や所属する自民党・市民会議に対し、書き込みの撤回などを求めている他の主要会派からは、速やかな対応を求める声がさらに強まった。
金子快之市議のアイヌツイートの問題で、ついに政府が遺憾の意を表明した。
これまでは札幌市議会内の問題であったのが、国が出てきたことで、金子市議にはもう逃げ場がない。
1分1秒でも早く謝罪が求められている。
北海道アイヌ協会の利権を追及したいだろうが、ツイートがアイヌに対する差別である以上、もう頑張るところではない。
差別発言であることは知らず、単なる不勉強であっただけなので、素直に謝罪すればよい。
謝罪した上で北海道アイヌ協会の利権を追い続ければよい。
別に政府に問題は波及していない
国政で連立を組む公明党の阿知良寛美幹事長は「菅氏の発言は全くその通り。もはや市議会全体の問題であり、自民党は厳正に対応してほしい」と注文。民主党・市民連合の大嶋薫会長は「当然の認識で、本来であれば謝罪や撤回要求まで踏み込んでほしかった。(自民党会派は)政府に問題が波及する前に結論を出すべきだった」と指摘した。
民主党・市民連合の大嶋薫会長は
「政府に問題が波及する前に」
と言っているが、別に政府に問題は波及していない。
単に金子市議のツイートに対する政府の見解を述べただけだ。
勝手に問題を作り出すあたりが、いかにも野党らしい言い方だ。
「アイヌ民族差別発言を究明する共同実行委員会」なるものが出来ていたのか
また、金子氏に謝罪と発言の真意の説明を求める質問状を提出している「金子やすゆき市議のアイヌ民族差別発言を究明する共同実行委員会」の木幡寛事務局長は「現政府もアイヌ民族を先住民族と認め、生活向上に取り組んでいることが確認できた。(金子氏は)差別的な書き込みであったことを反省し、謝罪してほしい」と訴えた。
「アイヌ民族差別発言を究明する共同実行委員会」の木幡寛事務局長は
「現政府もアイヌ民族を先住民族と認め、生活向上に取り組んでいることが確認できた。」
と言っている。
これには違和感がある。
「確認できた」とはなんだ?
現政府が「アイヌ文化の復興等を促進するための「民族共生の象徴となる空間」の整備及び管理運営に関する基本方針について 」を閣議決定し、アイヌ政策を進めている。
別に菅内閣官房長官が今回発言する前と後では何ら政府のスタンスは変わっていない。
今回の発言がなかったら、
「現政府はアイヌ民族を先住民族と認めず、生活向上に取り組んでいない」
かのような発言に聞こえる。
今回の菅内閣官房長官の発言をことさら重いものと捉えているようだ。
しかし、別に大したことは言っておらず、政府のアイヌ政策に何ら影響を与えるものでもない。
コメント