概要
札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(東区選出)が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題で、所属する市議会の自民党・市民会議は28日、金子氏に会派離脱を勧告した。応じなければ、除名処分とする方針。
自民党会派は同日、市内で議員会を開き、金子氏に対し、2008年にアイヌ民族を先住民族とすることを求めた国会決議を認めるか、書き込みを撤回できるか―などを確認。これに対し、金子氏は「国会決議の中身は認められない」「発言を撤回するつもりはない」などと主張した。(北海道新聞Webより)
北海道・札幌市議会の会派「自民党・市民会議」が「アイヌもうしない」発言の金子快之市議に会派離脱勧告。
金子市議の「国会決議の中身は認められない」
というのは理解できない。
国会決議を認めない議員なんているのか。
国会決議とは
立法府である衆議院又は参議院が、国政上必要と判断した場合に出す決議のこと。基本的には法的効果はない。
衆議院における「内閣不信任決議」のみ法的効果がある。
なるほど、法的効果がないのが決議なのか。
確かに、参議院の問責決議も確かに従う必要はない。
参議院の問責決議は、政党対政党といった政治的に利用されている感はある。
しかし、
アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議の場合は、衆議院、参議院の両議院において全員一致で採択されている。
完全なる国の意思として表明されている。
ここに盾突いてどうするのだろう。
さすがに擁護する人はもういないのでは?
今までだったら、勉強不足が招いた差別発言ですんでいたはずだが、
「アイヌを先住民族と認めない」
までくると擁護する人はもういないのではないか?
相当なバッシングは覚悟済みかと思うが、ここを頑張る必要があった政治スタンスは理解に苦しむ。
北海道という地で議員をやっていてこの発言は致命傷でしょう。
議員として続けられないのではないか?
世の中の利権を暴き、立ち向かう姿に共感を覚えたのだが、どうやら少し違ったようだ。
これだと単なる差別主義者ではないか。
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